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Past Exhibition

Printed Matters

Artists' Books

2006.9.4 - 9.22

今回の展覧会では、フランス、パリの書店に協力を依頼し、「アーティストブック」という用語が生まれた60-70年代の海外の作品を中心に、それ以前の先駆的な作品や、日本のアーティストブックまで、約250点を展示紹介しました。 アーティストブックの定義は未だ不明確ですが、この展覧会が、表現手段として地位を確立したアーティストブックの今後の研究に幾ばくかの材料を提供できればと願っております。

展覧会の構成は以下のとおりです。

Ⅰ.アーティストブックの先駆けとなる作品

20世紀初頭より、挿画本以外にも、活字による視覚的表現、イメージとテキストとの融合、新しい造本など、芸術家によって本という形式をとった作品が数多く制作されています。ここでは、60年代以降に前衛作家たちによって生み出された「アーティストブック」以前の作品を展示しました。 出品作家:Joseph Cornell, Marcel Duchamp, Natalia Gontcharova, Filippo Tomazo Marinetti, Kurt Schwitters

Ⅱ.海外のアーティストブック

コンセプチュアル・アート/ミニマル・アート、フルクサス、コンクリート・ポエトリー/ヴィジュアル・ポエトリーなど現代美術の流れを背景として、1960年代から70年代を中心としたアーティストブック作品を展示しました。 出品作家:John Baldessari, Marcel Broodthaers, Christian Boltanski, Hamish Fulton, Joseph Kosuth, Sol Lewitt, Richard Long, Dieter Roth, Edward Ruscha, Lawrence Weiner ほか

Ⅲ.日本のアーティストブック

日本でも戦前より数多くの作家が、本という媒体を自らの作品の中に取り入れてきましたが、欧米の「アーティストブック」という用語が日本で認知され始めたのは80年代に入ってからで、その定義は未だ曖昧です。今回の展覧会では、東京パブリッシングハウスがアーティストブックと考える作品以外にも、それに準じる参考作品(作家のノート、一部のみの作品を含む)、さらには挿画本、詩画集といった、様々な種類の本の作品を展示し、「日本のアーティストブック」の一側面を紹介しました。 出品作家:荒川修作、安藤元雄、伊藤元之、大竹伸朗、オノ・ヨーコ、河原温、柏原えつとむ、加納光於、北代省三、久保田成子、塩見允枝子、高橋昭八郎、瀧口修造、田淵裕一、西川勝人、宮島達男、村岡三郎、山口勝弘ほか